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買った本と読んだ本の備忘録。ジャンルは雑多。詩と小説。文学一般。ノンフィクションなどなど。
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Author:安波茶40’s(改安波茶30's)
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A)久しぶりだね。
T)ホント、1カ月ぶり。なにやら忙しくってさ。このところ、本読む時間もなかったよ。そっちは? A)そうねえ。この1カ月は南北朝時代を書いた本をいくつか集中的に読んだ。まず吉川英治「私本太平記」の全8巻(講談社吉川英治文庫)、森茂暁「皇子たちの南北朝―後醍醐天皇の分身」(中央公論新書)、「新田義貞〈上巻〉 」(1978年) / 新田 次郎。 T)すごいねえ!! A)いやあ森さんの本以外は、いわゆる読み物で、しかも手馴れた人たちの本だからね。分量は多いけど、とにかく面白くてガンガン読めた。 T)ふ〜ん。でも南北朝時代ってさ、明治時代以降、特に太平洋戦争中にそうとう政治的に操作されたってイメージが強いんじゃない? A)そうね。「逆臣足利尊氏」「忠臣楠木正成」とかね。ちなみに、個人的に面白いなと思ったのは、いまいち目立たない新田義貞。どう、新田義貞のイメージってある? T)はて? 自分は高校時代世界史を専攻したからなあ。足利、楠木、後醍醐天皇、一時期はやった佐々木道誉ぐらいは何となく知っているけど。。。新田って、確か鎌倉に攻め入って、で、どうしたんだっけ? A)そうなんだよねえ。けっこう地味めな人物なんだよ。吉川の太平記では、愚鈍な人間扱いされててさ。最期もどうにも締まらない。そんな書かれ方。で、新田義貞を主人公にした新田次郎の本を読んだってわけ。 T)作者の新田次郎は、もしかして新田義貞の子孫? A)いや全然違う。でも、きっと親しみがあったんだろうね。もちろん義貞が主人公なのだから当然だけど、ずっと義貞に同情的な筋運びなんだ。戦後評価が高まった足利尊氏なんか、変人扱いしてて、吉川の描写と比較するとけっこう楽しく読めた。 T)南北朝のころって史実があんまりハッキリしないんだろう? A)そうらしい。小説家としてはその辺は腕の見せ所、作者の新田は各章の末尾に、創作時に参考にした資料の記述や、ゆかりの地での取材内容も記していて、面白い構成になっているよ。 T)取材ノートみたいなものか? A)こういう手の内を惜しげもなくさらしているのがカッコイイと思うのは、自分だけかな。ちなみに、那覇の桜坂に新田次郎さんが名付け親になった飲み屋があるんだよ。今度、店に飾ってある色紙でも見にいこうぜ。 T)おお、楽しみ。 南北朝の本いろいろ コメント
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